荻原 「より美しく快適な空間作り」を目指し、建築物の空間演出を手掛けておられるそうですね。主にどういった建物を演出されたのですか。
齋藤 NHK大阪新放送会館のメインホワイエや、ラグ―ナ蒲郡の遊園地内ライド、池上本門寺の五重塔ライトアップ、テーマレストランなどを始め、各種施設、駅前アーケード、ホテル、百貨店、展示場、葬祭場など、お蔭様で様々な分野からご利用頂いております。「空間を演出する」というと少し構えてしまう方もおられるかと思いますが、施工の際は、企画・設計はもちろん、施工管理やメンテナンスまでトータルにプロデュース致しますので、安心して任せて頂きたいですね。
荻原 一つの会社に全てをお任せできるのは嬉しいですね。代表はもともと舞台演出の分野でご活躍されていたそうですし、きっとドラマティックな空間を創造して下さるのでしょう。
齋藤 役者さんがメイクや衣装によっていくつもの役柄を演じ分けるように、様々な効果を用いてTPOに合わせた演出を行うよう心掛けております。そのためには、光や映像、更にサウンドや香りなど、それぞれの効果が持つ魅力を最大限に生かしつつ融合させていくことが大切になります。本当の意味で快適な空間を作り出すためには、その内の一つでも欠けてしまっては駄目なんですよ。
荻原 それぞれの相互作用があって、初めて印象的な空間が生まれるということですね。ただ、香りを用いるというのは初めて聞いたのですが……。
齋藤 香りが重要になるのは、旅館やホテル、百貨店、病院などのエントランスですね。例えば旅館なら、まずは香りでお客様をお迎えし、ご宿泊後に同じ香りのするダイレクトメールを送るのです。封を開けた瞬間の香りが思い出を呼び起こす……。特に女性にはとても喜んで頂いております。
荻原 素敵なサービスですね。また、美しいライトアップを見た時にもたらされる感動なども、空間演出の持つ大きな力だと思います。
齋藤 一つのコンセプトに添って演出された空間にいると、人間は居心地の良さを覚えるんです。例えば光の角度や色を少し変えるだけで、お客様が増えたり、客層が変わったりするくらいなんですよ。また、時刻や季節に連動して光の色が変わったり環境音楽が流れたりする演出も人気がありますので、当社ではこうした演出をプログラミングした制御システムも提案しております。もちろん設計の際は維持費やメンテナンス等も十分配慮致しますので、お気軽にご相談頂きたいですね。
荻原 代表の尽きることないイマジネーションが、建築物に新しい価値を与えるのですね。とても素晴らしいお仕事だと思います。
メディア大阪発刊・ガイア2003年8月号より転載
元サッカー選手で、名プレーヤーとして知られる松木安太郎氏と。松木氏は現在、TV、ラジオ、執筆、セミナーなどで活躍中。 俳優・小倉一郎氏と。小倉氏は映画、TV、舞台で幅広く活躍。出演は円谷作品のウルトラマンシリーズ、ドラマ「俺たちの朝」「花へんろ」など。執筆に「俳・俳」「みんな いい人」がある。